「幽霊の家」が一番印象深く、次に「デッドエンドの思い出」でした。登場人物が持っている時間の流れ方みたいなものが伝わってきて、読んでいてなんだか心地よかったような気がします。明るくなれるかもしれないし、前向きになれるかもしれない、悲しくなるかもしれない、切なくなるかもしれない・・・。どの作品もよく人を見ている何かがあるというか機微が感じられるというか・・・。色々な感想がでてきそうだけれど、清清しい読後感が訪れます。
よしもとばななの作品は初めて読みましたが、この作品の帯やあとがきに「自分の作品の中で、いちばん好き」と書かれています。さて次は何を読んでみようか、そう思いました。他2,3作読めばこの作品の位置ももう少し分かるのかも知れません。
(余談)
作家の名前をどこかで知っていて一度は読んでみたいと思いつつも作品を全く読んでいないことは多く、よしもとばななもその一人でした。変な話、本をレジに持っていった時、変な気恥ずかしさが漂うでしょう。(ノーベル賞騒ぎの時に村上春樹を買うこととか。)「なに気取りやねん」と。そして今更感も相当漂うわけです。そんな下らない理由(でもそれが重要な要素だったりする)で読みそびれてしまう作家の作品は多いんです。
しかし新刊本となれば少し事情も変わってきます。よしもとばなな作品が、私を平積みマジックにかける機会をとうとう得ました。この作品の文庫(文春文庫)はまだ刷られて半年ぐらいです。まんまと手に取らされたわけです。
作家の名前をどこかで知っていて一度は読んでみたいと思いつつも作品を全く読んでいないことは多く、よしもとばななもその一人でした。変な話、本をレジに持っていった時、変な気恥ずかしさが漂うでしょう。(ノーベル賞騒ぎの時に村上春樹を買うこととか。)「なに気取りやねん」と。そして今更感も相当漂うわけです。そんな下らない理由(でもそれが重要な要素だったりする)で読みそびれてしまう作家の作品は多いんです。
しかし新刊本となれば少し事情も変わってきます。よしもとばなな作品が、私を平積みマジックにかける機会をとうとう得ました。この作品の文庫(文春文庫)はまだ刷られて半年ぐらいです。まんまと手に取らされたわけです。
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